FTC韓国渡航記2026 Day4

この記事に出てくるFTC用語解説(クリックで展開)

FTC(FIRST Tech Challenge)

中高生を対象とした国際的なロボット競技大会。
チームごとにロボットを設計・製作し、試合だけでなく、チーム運営や社会貢献、プレゼンテーションなども総合的に評価されます。

Alliance(アライアンス)

1試合で協力して戦う2チームの組み合わせ。
FTCでは2対2(1アライアンス対1アライアンス)で試合が行われます。

Qualification(予選)

大会前半に行われる試合形式。
毎試合ごとに異なるチームと即席のアライアンスを組み、結果によってQualification内での順位が決まります。

Division(ディビジョン)

大会参加チームをいくつかのグループに分けた単位。
まずはDivision内で試合や順位争いが行われ、各Divisionの優勝アライアンスが決勝戦を行い、全体の優勝が決まります。

Ranking Point(ランキングポイント)

Qualificationの順位を決めるためのポイント。
試合に勝つだけでなく、特定の条件を達成することでも獲得できます。

Win Ranking Point

試合に勝利することで獲得できるランキングポイント。

Movement Ranking Point

試合終了時に、アライアンスの2台のロボットが指定された狭いエリアに正しく駐車することで獲得できるランキングポイント。

Ranking Pointには他にも、Pattern Ranking Point、Goal Ranking Pointなどがあります。

Artifact(アーティファクト)

このシーズンの競技で得点対象となるオブジェクト。
ロボットで運んだり、シュートしたりして得点します。

Foul(ファウル)

ルール違反に対して与えられるペナルティ。
相手チームに点数が加算されます。

  • Minor Foul(軽微な違反)
  • Major Foul(重大な違反)

Playoff(決勝トーナメント)

Qualificationを勝ち抜いたチームだけが進める試合形式。
同じアライアンスで戦い続け、最終順位を決定します。

Alliance Selection(アライアンスセレクション)

Qualification終了後に行われる、Playoffでずっと同じアライアンスとして戦うチームを決めるイベント。
順位上位のチームから順番に、他のチームを指名してアライアンスを組みます。

Lower Bracket(ロワーブラケット)

Playoffで一度負けたチームが進むトーナメント。
ここから全勝すれば、再び決勝まで進むことができます。

Autonomous(オートノマス)

試合開始直後の、ロボットが自動制御のみで動く時間帯。
プログラミングの完成度が大きく影響します。

Award(アワード)

ロボットの強さだけでなく、
問題解決の過程・技術力・チーム運営・社会への影響などを総合的に評価して贈られる賞。

Think Award

ロボットの設計・プログラミング・技術的思考力が特に優れているチームに贈られる賞。
2ndはその部門で2番目に評価されたことを意味します。

Inspire Award

FTCで最も権威のある賞。
技術・チーム運営・アウトリーチすべてを高いレベルで達成したチームに贈られます。

Championship(チャンピオンシップ)

FTCの最高峰となる世界大会。
各大会の上位チームのみが出場できます。

Premier(プレミア)

Championshipとは別枠で行われる国際大会。
世界各地で開催され、出場権を得たチームのみが参加できます。

韓国渡航4日目、FTC大会2日目!

韓国4日目、大会2日目!

渡航4日目ということで疲れも溜まってきているところですが、大会2日目のパフォーマンスによって全体の順位の上位3チームのみが行けるChampionshipへの出場権が得られるかが決まるので、もう一踏ん張り!

大会1日目にて3戦全勝し、Division内3位の好順位を獲得したさくてんとしては2日目のQualificationの残り2試合も全勝し、Division内の順位をさらに上げ、あわよくばPlayoffでの優勝も狙います。

大会2日目の作戦

大会2日目のアライアンスチームは2戦とも日本チームであるため、コミュニケーションを密に取り、細かい戦略を立てることができます。

私たちの戦略としては、Qualificationの順位に直結するRanking Pointをより多く取るため

  • アライアンスの2台のロボットが両方とも試合終了時に狭い指定のエリアに駐車することで得られるMovement Ranking Point
  • 試合に勝利することで得られるWin Ranking Point

この2つのRanking Pointを確実に取ることを目標としました。

Qualification 4試合目

4試合目ではゴールに多くアーティファクトをシュートすることができた上、完璧に駐車することができ、これはMovementとWinのRanking Point両方取れたのではと思ったところ、審判の試合結果を聞くと・・・なんとMovement Ranking Pointが取れていませんでした。
取れているか取れていないかで今後の結果に大きく影響する上、絶対に取れている自信があったため、ここは審判に猛抗議!

審判への抗議の様子(紫の服が審判)

英語での抗議であり、要求を伝えるのに苦労しましたが話し合いの末・・・ Movement Ranking Pointを獲得した上勝利!

順位は変わらず3位ですが、上位チームとの差を縮めることに成功!非常にうまく行った試合となりました。

Qualification 5試合目

続く5試合目のアライアンスチームも日本チーム。今回も変わらずWin Ranking PointとMovement Ranking Pointを取るため綿密に作戦をたて、本番を想定した駐車の練習もします。

5試合目もアーティファクトを多くシュートでき、駐車も完璧に成功。4試合目の抗議の結果もあってか、すんなりMovement Ranking Pointを獲得することもできました。

しかし、審判の話を聞くと・・・決められた範囲外からのシュートを行なっていたため、なんとMajor Foul 1つとMinor Foul 2つをもらってしまいました。これだけでなんと相手に25点も与えてしまうことになります。

結果として勝利することはできましたが、今後非常に気をつけなければなりません。

試合結果はこちら!

この試合の結果によって、なんとDivision内のQualification Rankingが一位に浮上!         頑張って戦略をたて、Movement Ranking Pointをとった甲斐がありました・・・

1番左の数字が順位(1)、右から2番目の数字が、勝利-敗北-引き分け(5-0-0)です。

(23232はさくてんのチーム番号です覚えやすい!)

アライアンスセレクション

Qualificationでさくてんが戦う試合が全て終わり、全勝して一安心・・・と、いうわけにはいきません!みなさん忘れないでください今までの試合はQualificationです。現時点で1位の私たちがPlayoffへの参加権を得るのは確実です。そのため、Playoffにてチームとなるアライアンスを決めるアライアンスセレクションへの準備をしないといけません。

アライアンスセレクションとは・・・今までの仲間のチームがランダムで決まっていたQualificationとは違い、Playoffではずっと同じチームで戦います。そのアライアンスを決める場がアライアンスセレクションです。アライアンスセレクションでは、1位のチームから順番に、自分より順位が低い全てのチームの中から1チーム選んでピックします。ピックされたチームはそのピックを受けるか断るかを決めることができます。こうして順番に指名していき、Divisionにつき8つのアライアンスができた時点でアライアンスセレクションは終了となります。

より強いチームと組むためには、アライアンスセレクションの前から交渉しておくことが非常に大切です。私たちはアライアンスセレクションが始まるまでの間、多くのチームとコミュニケーションをとり、交渉しました。
その結果、QualificationのRanking1位となっていたMARVELというチームにピックされ、アライアンスを組むこととなりました!

(Playoffでアライアンスを組んだMARVELとの集合写真)

Playoff!

MARVELとさくてんが組んだアライアンスとしてのPlayoff初戦は vs TC & Neighbor のアライアンスです。TCというチームは2025年のFTC韓国予選にて上位3チームに入り、Championshipへ出場したことがある超強敵です。

初戦の結果は・・・

敗北・・・
さくてんの所属しているDivision最強の相手に善戦した方ではないでしょうか。                                 

これで終わりか・・・と思われた皆さんまだ終わっていません!
Playoffでは一度負けてもLower Bracketに進出することができ、その後の試合全てに勝利すれば決勝戦に進出することができます!

ということでPlayoff 2試合目の相手はTezukkayama Rise & Boreumgol Tiger のアライアンスです。もうお分かりの方もいらっしゃるかもしれませんが、Tezukkayama Riseは日本のチームで、Qualification 5試合目をさくてんと共に戦ったチームでもあります。   

2試合目の結果は・・・

勝利!
これでChampionshipへの望みをつなぐことができました。

続くPlayoff 3試合目は vs RBS2 & Prototype のアライアンス。
この試合に勝利すれば、Division内の決勝戦に進むことができます!          

3試合目の結果は・・・

敗北・・・
ロボットが自動で動いて点を取るAutonomousという期間に大きく差をつけられてしまった結果となりました。これにてさくてんはPlayoffの成績1勝2敗、Playoffでの順位は4位という結果となりました。

Award発表、結果は・・・?

これで終わりか・・・と思われた皆さんまだまだ終わっていません!
確かにさくてんのロボットでの試合は終わりました。しかし、まだAwardが残っています!

Awardとは、自分たちのチームが1年間どのようにしてチームの問題を解決し、ロボットを作り、もしくはイベントを開催し、様々な人に影響を与えてきたかを発表し、そのプレゼンテーションの内容に応じて、20程度の賞が、全72チームのうち、その賞に最も適したチームにそれぞれ贈られるというものです。
最もポイントの高く、権威のある賞であるInspire Awardという賞を取れば、まだChampionshipへ出場することができるかもしれません。

さくてんが獲得したAwardは・・・

(Think Award 2ndのトロフィー)

Think Awardの2ndという、全体で5番目に権威のあるAwardを獲得しました!

最終結果 & まさかの世界大会!?

ロボットの試合の結果と、Awardの結果を合わせた総合順位は・・・                                                 

72チーム中9位!
日本チームの中で1番の成績かつ、FTC大会の中では、さくてんにとって史上最も良い結果となりました!

ところで、この緑がかった枠に囲まれたチームなんだと思いますか?                        

なんとこれ、世界大会に出場できるチームなんです!
あれ?上位3チームしか出れないんじゃないの?と思った方、確かにChampionshipに出場できるのは上位3チームのみです、しかし、世界大会はChampionshipだけではありません!

実は、Premierと呼ばれる世界大会が、アメリカやトルコ、オランダなど世界各地で行われており、なんとさくてんは、Premierへの出場権を獲得することができました!

ということで、まだまだまだ終わらないかもしれません!
交通費や参加費の関係でPremierへ出場するかはまだ決めておりませんが、参加するときは是非とも応援よろしくお願いします!

さて、これで2日間にわたる長い大会は一旦終わり、明日はようやく韓国観光です!                           

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