
千葉県の千葉工業大学で活動する中高生のロボコンチーム、中高生団体 SAKURA Tempesta(所属: NPO 法人サクラテンペスタ)は 4 月 16 日〜19 日にかけてアメリカのヒューストンで開催された世界最大規模のロボコンである FRC(FIRST Robotics Competition)の世界大会に日本 6 チームの中で唯一、出場しました。これは 5 度目の出場となります。また、世界大会には日本を含むアジア・北アメリカ・ヨーロッパ・南米などの 3700 チームから各地区大会で勝ち抜いた約 600 チームが参加します。

出場までの道のり
出場が決定した際には大会参加費と渡航費を合わせて約 200 万円が必要とされていました。その時のチームの財源状況はそれを払ってしまえば、資金が枯渇し、活動自体の存続が危ぶまれるような状況でした。 しかし、メンバーは世界の舞台を諦めたくないという気持ちがあり、クラウドファンディングをはじめとした資金集めを行いました。最終的にスポンサー様からのご支援も得ることができ、出場するための 200 万円を集めることができました。
大会結果
ロボットの試合では予選 75 チーム中 71 位で決勝進出とはなりませんでした。しかし、地区大会では扱うことのできなかったボールに関しても新機能を追加したり、精度を高めたりすることによって得点率は地区大会から 68%から 83%と、15%上昇させることができました。
大会で得られた経験と今後への展望
世界大会では、非常にレベルの高い他チームのロボットを見ることができ、大きな刺激を受けました。また、他チームとの交流も行い、そこでは資金の調達方法に加え、SAKURA Tempesta も取り組んでいる社会貢献活動などに関する貴重なお話を伺うことができました。これらの経験を糧に、来年度はさらに良い成績を収められるよう、一層努力してまいります。
本件に関するお問い合わせ先
NPO 法人サクラテンペスタ 理事長 寺崎 優葵
TEL: 090-8800-6909
MAIL: contact[at]sakura-tempesta.or.jp
WEB: https://sakura-tempesta.org